年下の上司の小言 うつむいて聞き流す
煙草の煙は消えても 憂鬱は消えなくて

吐き気と嫌味飲み込んで ただひたすら機嫌を取る
どうにも我慢がきかず 逃げ出していたあの頃

若い時見ていた夢は 何時の間にやら消え失せて
鏡に映った顔は 疲ればかりが目についた

逃げさせてくれよ どうせ逃げられやしないんだ
逃げて逃げ続けて そうして僕は此処に居る


相変わらずの小言を いつも通りに聞き流す
煙を口から出せずに 鼻から細く出してみた

家の中は真っ暗で 誰の声も聞こえなくて
寂しさなど忘れて 泥のように眠りにつく

不意に浮かんだ旋律 思い出して飛び起きた
会社のことも忘れて 夢中であの日を紡いでく

逃げ続けていた 仕事も家庭も何処からも
逃げて逃げ続けて コードも忘れてしまったけど


独り 歌うよ あの日の僕らの思い出を
独り 思うよ あの日の僕らの幸せを

もう逃げはしない 仕事も家庭も何処からも
逃げて逃げ続けて あの日に僕らは還ってく


年下の上司の小言 少し素直に聞いてみた
煙に愚痴を混ぜ込んで 憂鬱と共に吐き出した

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2009/10/26 21:19 】 | | コメント(0) | page top↑
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